禁酒日記 ~10週目~

禁酒71日目。 

 

これまでも書いてきたように、禁酒することによって大きな変化を感じる事はほとんどない。1か月を超えたあたりからメンタル面の変化を感じる事は全くなかったし、体調面での変化は微々たるものだった。

ただ、変化が感じられないからと言って、禁酒という行為が無意味だとは思わない。むしろお酒を飲まないという事のメリットはかなり大きいと思う。

その1つとして、支出の減少がある。ざっくりと月2万~3万円くらい飲み代に使っていたが、これが0円になった。これはかなり大きな支出カットだ。

そして何と言っても時間。時間に対する意識が相当変わったと思う。晩酌をしなくなり、代わりに何かをしようと考え、読書をしたり、日記を書いたりする。結果、自己投資に使う時間が増えた。たまに動画視聴などで時間を浪費してしまう事があるが、その時の喪失感はハンパない。そしてそうならないように意識する。

この好循環によって得られるメリットは計り知れない。

はっきりと表現できるような成果は挙げられていない。だが、継続していく事で必ず何か形になると信じる精神力もついたし、新たに何かに挑戦しようという意欲もどんどん湧いてくるようになった。

端的に言うと心が若返ったような感覚。とても素晴らしい感覚を得られた事で、このチャレンジに大きな意義を感じた。

これらを踏まえて、禁酒する事はメリットだらけでデメリットは1つもない事を強調したい。少しでも禁酒に興味を持っている人がいれば、絶対にチャレンジすることをおススメしたい。トライしてみない理由はない。無理なら辞めればいい。気が向いたときにもう1度チャレンジすればいい。生きている限り、何度でも挑戦できるから。

 

 

少し気は早いですが、僕の禁酒チャレンジは成功と言っていいでしょう。

晴れてお酒を飲まないおじさんになれました。金メダルが欲しいです。

という事で、もう書くことがないので、禁酒日記はこれにて完結とさせて頂きます。

ありがとうございました。

 

ろくに調べもせず、衝動的に始めたチャレンジでした。自分にとってはとてもいい事だったし、満足しています。ただ、振り返ると人の役に立つような情報発信できていませんでした。「好転反応」という言葉もついさっき知ったくらいです。

自分のためになる事は大前提ですが、これからはアウトプットする上で、誰かのためになる事を意識しようと思います。

 

 

先々週から言っている、習慣形成に関しては、別のブログを立ち上げようと思います。

「お酒を飲まない習慣作り」には成功したので、別の何かに挑戦します。新たな挑戦で誰かのためになる発信ができるように頑張ります。

また今週は、生活の三大要素である「衣食住」の「住」に関して、大きな変化が生じる出来事がありました。これに関しても発信できる事が出てくると思うので、何らかの形で記事にできればと思います。

 

変化を恐れず、楽しみながら。何事にもチャレンジする精神を忘れずに。

人生を豊かにしてきましょう。

禁酒日記 ~9週目~

禁酒64日目。

これまで順調だった禁酒チャレンジだが、昨晩大きな山場を迎えた。

中学時代からの友人が奥さんの出産のため、昨日帰省してきた。奥さんはそのまま残り来月出産予定。旦那の方は仕事の為、2泊3日で内地に戻るとの事で、このご時世ではあるが、友人10名ほどで会食する事になった。居酒屋に行くのは3か月振り。

 

僕らの学生時代、地元ではお酒を飲む以外の遊びはほとんどなく、飲み会で絆を深めたようなものだった。いけない事だが、飲みにケーションが青春時代の思い出の大半を占めている。

そんな旧知の仲間の2年ぶりの帰省。更に人生の一大イベントという事も重なり、会食での飲酒の強要は凄まじいものだった。

前もって禁酒している事を伝え、飲み会に参加。初めは良かったのだが、時間の経過とともにお酒が進み、飲み会特有の飲酒強要の流れが始まる。頑なに断り続けるが、飲酒強要も徐々に熱を帯びてくる。その場の雰囲気を壊してしまうような言い合いに発展する場面もあった。

 

この2か月、飲み会と呼べるような会食は1度もなく、お酒を断つ事に苦労することは全くなかった。しかし、昨晩の飲み会での飲酒強要は、正直、かなり辛い時間だった。

特に強く飲酒を進めてきたのは、25年以上の付き合いになる無二の親友。それは、世間一般で言われる「強要」とは似て非なるものだった。大切な仲間の門出に、大切な仲間と同じお酒を酌み交わしたい、という強い思いからの言動だ。それを感じるが故に、心が折れそうになった。ただ、僕もこのチャレンジを始めた以上、引くわけにはいかない。強い意志を示し、最終的には理解してくれた。

解散した後、一連の流れとみんなの事を思い、なぜか涙がこぼれそうになった。

 

嫌なことは割とはっきりと口にするタイプで、少し頑固な性格だと自負している。

一般的に言われる「強要」には強い意志で拒否できる自信があった。禁酒チャレンジを始めた時も、酒席があればできるだけ参加しつつ、すべての誘惑を断ってやろうという強気の姿勢だった。

しかし、こんなにも感情を揺さぶられる「強要」がある事は想定外だった。こんなにも心が揺らぐ「誘惑」があるとは思ってもみなかった。

 

残り1か月、お酒を口にすることはないだろう。禁酒チャレンジの成功は確信している。もう「解禁」は必要ない。そう思っていたが、昨晩、考えが変わった。

 

友の門出に祝杯を上げたい。心からそう思った。

来月、あいつがまた帰ってくる。もしお酒を囲む席に着けたのなら、その時が「解禁日」だ。

 

※先週の日記で書いた「習慣形成」については、来週書きます。こっちも順調にいきそうです。

禁酒日記 ~8週目~

禁酒57日目。

アルコールを断って約2か月。大きな変化があった。

お腹周りがスッキリしたなぁと感じ、体重計に乗ってみたところ、3~4kg落ちていた。体重を測る事はほとんどないので気づかなかったが、禁酒開始から徐々に体重も落ちていたようだ。二十歳を過ぎてからどんどん体重が増えていき、ピーク時は67kgだった体重が、今は60kgを切っている。ここ5年ほどは横ばいだったので、ちょっと嬉しい。

アルコールを断つという意識が、無意識に食事の内容も変えていた。

 

もう1つ。寝覚めが良くなった。今年の初めから朝活のために意識的に早起きをしているが、お酒を飲んでいた頃と比較すると、格段に寝覚めはいい。起床時間は変わらないが、頭がスッキリしている感覚だ。

ただ、残念なことに朝活の内容は大して変わらない。(むしろ飽きて質が下がっている)これに関してはお酒がどうとか、そんな問題ではないようだ。

 

朝活、日記、瞑想、ブログなど、今年に入ってから色んな事を習慣化しようと試みている。ジョギングやプログラミング学習もチャレンジしたが、単発で終わってしまった。

なぜ続かないのだろうか?今でも続いている習慣は少しでも「楽しい」と感じられるものだ。では、なぜそれらは楽しいのか?

コストをかけた習慣ほど楽しいと感じているように思う。

日記やブログは、始めるにあたってPCを購入した。それなりに高額の買い物になったし、購入するまでに本当に必要かどうかをかなりの時間を費やして考えた。

更にPCをより快適に操作するために、自室の棚を改造したり、周辺機器を購入したりと、コストをかけている。

読書もそうだ。本屋さんへ行き、色々な本を吟味して、ピンときた本を買う。本を買うまでに1,2時間かかる事もある。

そして本を読む為に、コーヒーやお菓子を用意したり、自宅の庭にハンモックを設置したり、わざわざ海まで行って、海岸沿いで読書したり。これも結構コストがかかっている。

 

これらを踏まえて来週は、ジョギングを習慣化させるべく、行動を起こそう!

まずジョギングするときの恰好だ。僕は2018年~2019年にかけて、3つのマラソン大会に出場し完走しているのだが、その時記念Tシャツを貰った。なんだか小恥ずかしくて着ようとは思わず、未開封の状態なのだが、その記念Tシャツを着てジョギングしよう!あの頃の気持ちが蘇ってくるかもしれない。場合によってはシューズの買い替えも検討しよう!

そしてAudible。ここ最近は持て余している感が否めないAudibleだが、月額料金を支払っている以上、それ相応の価値を得たい。ほとんど活用できていないので、ジョギングしながら聞き倒そう!もういらないって思うぐらい聞き倒そう!ジョギングをトリガーにして、月1,500円の元を取れるように!

 

いよいよ東京オリンピックが開幕した。

スポーツ観戦大好きな僕としては、毎日休みでもいいぐらいの勢いだ。

今日もたくさんのオリンピアンから感動を貰った。この東京オリンピックの期間はオリンピアンと同じ気持ちで、まるで本物のオリンピアンのように、東京に来ているたくさんのオリンピアンと共に戦おう!

 

 

 

と、決意した禁酒57日目でした。

禁酒日記 ~7週目~

禁酒50日目。

いよいよ書くことがなくなってきた。毎日ブログを更新している人や何か書き物をしている人って、マジですごいなーとつくづく思う。とてつもない努力の賜物である事は間違いない。改めてめちゃくちゃ尊敬した。

 

この日記は12週目までは絶対に書くと決めている。これを途中で辞めるのは、禁酒失敗と同義だと捉えて、とにかく頑張って続けよう。

とは言っても1週間おきの更新なので、そんなに難易度は高くないだろう。ここからは1週間ごとの変化をできるだけ禁酒と絡めて書いていこうと思う。

 

今週は正直に言うと、いい変化と言える事は皆無。むしろ悪しき習慣が身につきそうだ。原因は定かではないが、スマホでの動画視聴や、テレビ視聴によってかなりの時間を浪費している。禁酒との因果関係はないと思うが、お酒を飲むという娯楽を辞めた代わりに、何か別の娯楽を根源的に求めているのではないかと考えている。

緊急事態宣言発出から1か月以上が経過し、その上で更に1か月延長されたことで、友人と会う機会は全くなくなった。そのフラストレーションもあるだろう。とにかくストレスを発散させたい。その欲求が今週は如実に表れたんだと思う。

 

この時間の浪費を、いかにして有効な時間に変えるかを考えないといけない。

僕はAmazonkindle unlimitedとAudibleをサブスクで利用している。これを有効活用しよう。ストレス発散と読書またはAudibleを聴くという行為を結びつける。ちょうど今Audibleで聞いている「ジェームズクリアー式複利で伸びる1つの習慣」を参考に、読書とAudibleを聴くことが心地よくなるような環境づくりに取り組もう。もちろんお酒というご褒美は使えない。別の何かをご褒美にして、スマホ、テレビから距離を置くようにしよう。

 

禁酒というテーマからは逸れてしまったが、習慣形成という少し抽象度を上げたテーマで、この日記は更新していく。

来週、1歩でも前進している自分を、この場に記せるように頑張ろう!

禁酒日記 ~6週目~

禁酒43日目。

少し体調に変化を感じるようになった。寝起きが良くスッキリ感がある。40日を越えたあたりからわずかに感じられるようになった変化に、正直かなりテンションが上がった。体にいい事をしているんだ!という実感。このような感覚が大きいほど、こういう習慣は続けやすくなるのだろう。

 

一切の変化を感じる事が出来ずに、やっている意味を疑ってしまう時期を乗り越え、とにかく続けてきた自分を、少しだけ褒めてあげたい。

今、自分と同じようにお酒を辞めようと思っていたり、禁酒を始めたばかりで、挫折しそうな人がいれば、とにかく続ける事を推奨したい。

変化は少しずつしか起きない。少なくとも2か月続ければ、大きな変化を感じる事ができるはずだから。

僕も禁酒を始めて2週間くらいは葛藤があった。お酒を欲する禁断症状はなかったのだが、やっている事の意味を疑っていた。意味を疑い始めるとそれ継続することは難しくなる。

 

3か月禁酒というチャレンジも残り半分。コロナ禍により飲み会や会食も全くない状況で、お酒を飲みたいと思う事もなくなった。このまま習慣飲酒を脱する事は可能だろう。こうなってくると解禁のタイミングが課題になりそうだ。そもそも「解禁」すら必要なくなるかもしれない。当初思い描いていた「お酒とうまく付き合う」というビジョンは大幅に変わるかもしれない。

チャレンジ達成後、どんな心境になっているのか。とても楽しみになってきた。

禁酒日記 ~5週目~

禁酒開始から35日が経過した。

今日が何日目だとか、何かにチャレンジしているという事はすでに意識の外で、いつもの日常が繰り返されている。

変わった事といえば、友人に会う回数。もうまったく会わなくなってしまった!

参加していた「模合*1」もすべて脱会。図らずもすべての模合が同じ時期に終了した。コロナ禍という環境も重なり、人と会う機会は激減。仕事以外で他人と会う事はほとんどない。1年半前にコロナが来て遠くの人と会わなくなり、1か月前に禁酒を始めて近くの友人と会わなくなった。

 

今年に入って、日記を付けたり、ブログを始めたり、開業届を出してみたり。

お酒を辞めたり、毎日のシャンプーを辞めたり、保険を辞めたり。

色んなことを始めて、それと同じぐらい色んな事を辞めた。

20代では考えられないほど変化の速度が速い。歳のせいか、時代のせいか。

最近は自分が変わっていく様が楽しく思えてきた。あれほど「変わる事」を嫌がっていたのに。

 

何かを得ると何かを失う。

どこかで聞いたような名言を逆説的に解釈。

自分の中で大事だと思っているものを捨てられれば新しい何かを得られる!

欲しているようでは未熟。捨てる事から始めよう。

*1:沖縄独自のコミュニティ

禁酒日記 ~4週目~

禁酒開始から1か月。

「禁酒している」という意識も薄くなり、もう普通になっている。お酒の事を考える事もほとんどなくなった。

 

左官という仕事に就いて6年になる。

ここ2、3年は就業時間が近づくにつれてお酒を飲むことを考える。そんな生活が当たり前になっていた。年中晩酌していたわけではないが、夏場に近づき、気温が上がったり日が長くなると晩酌が癖になる。夏場は毎晩のようにビールを飲む。酒量もどんどん増えていき、禁酒を始める直前は350ml缶を6本以上、毎晩のように飲んでいた。コロナ禍という状況が、宅飲みを正当化させ、いつの間にか習慣になっていた。

そんな生活を送っている時、YouTubeで「お酒をやめる」という趣旨の本の解説動画を見つけた。ビールを飲みながらその動画を観て、僕は依存症予備軍ではないかと思った。そして、ほろ酔いの状態でアルコールを断とうと決めた。

お酒をやめれば何か得られると思った。新しい景色が見えると思った。

 

あれほど難しいと思っていた禁酒。1週間持つか不安だったが、あっけなく達成されていく。

驚きと同時に物足りなさも感じる。禁酒というチャレンジに対しての物足りなさ。

ストレスを感じない分、「やっている感」がない。

そして、体感できる「良い変化」がほとんどない。

このチャレンジによって何を得られるのか?

新しい景色は見えるのか?

意味はあるのか?

そんな事を考えてしまう。

 

人間は、できなかった事ができるようになった時に、喜びを感じる生き物だと思う。

僕は喜びを感じるためのプロセスとして、禁酒というチャレンジを始めたのかもしれない。それが「できない事」だと思っていたから。できるようになって喜びを感じたかったのかもしれない。

 

子供の頃を思い出そう。何もできなかったあの頃を。

喜びの連続だったあの頃を思い出して、チャレンジしよう。

禁酒1か月。そんな事を考えた。

これは禁酒チャレンジによって得られた「良い変化」なのかもしれない。